ホラガイから始まる

日々のあれこれをふよふよと書いてます。

音楽を聞く意味とか意義とか。

「みんな何でそんなに音楽聴くの?」

 

と先輩に聞かれたことがあった。

音楽を携帯で聞くか音楽再生プレイヤーで聞くか、みたいな話をしていた時だったと思う。そしてその時の自分は特に明確な答えを返せなかったように思う。取り留めのない話だから全然覚えてないけど。

 

私の音楽の聞き方はとにかく 浅く広く だ。

特段好きなアーティストが居る訳でもないが、邦楽も洋楽もクラシックもラップもネット音楽も聞く。というのも、私が元々ニコニコ動画出身だからだ。ボカロや歌い手に詳しくなる一方で「世間で売れてる曲も聞かなきゃ」という謎の使命感も持っていたから、話題になった曲は取り敢えず一回聞く みたいな今のスタンスができあがった。自分が良いと思うかは別として、何かしら話題になる要因はある筈だからね。

 

さてそんな自分が音楽を聞く理由を考えた時に、そう言えば自分は移動中に音楽を聞く事が多いなあと気付いた。家の中でBGM的にかけるとかどっかに居る時に集中して聞くとかよりも圧倒的に多い。ではそれは何故か?私は一つの仮説を立てた。

 

その時聴ける音楽が気分のバロメータ である。

 

楽しい曲が聞きたいか悲しい曲が聞きたいか。

アップテンポかスローテンポか。

歌詞に意味はあるか無いか。

激しい曲か穏やかな曲か。

 

これらは複雑に絡み合って、その時の気分によって“聴ける”ものと“聴けない”ものに分かれる。ということはつまり、この曲が聴ける時はこういう気分 と自分の状態を把握する目安として使えるのではないだろうか。

アップテンポで激しい曲が合う時はエネルギーに満ち溢れてる時だろうし、逆にスローテンポで意味のある歌詞を聞きたい時は自分の悲しい気分を代弁してほしい時。

こういう大体の方向性が見えて来ると、「あ、今凄く元気だと思ってたけどこの曲は聞けないからマックスではないのかも」「悲しいと思ってたけど実は言いたい事が言えなくてイライラしてるのかも」と何か気付けるようになる。私は自分の気分が不明瞭な事が結構ストレスだったりするので、音楽という外の力が指針となってくれるのは結構助かる。

 

色んな気分に合う曲と出会う為に、今日もせっせと曲を漁る。さっき 7泊で借りたと思ってたCDが1泊だったらしくTSUTAYAの催促の電話が現在地である静岡まで掛かって来た。もうちょっと早く言ってよ...借りたのもう3日前じゃん...帰るの明日だから最短でも5日延滞した事になるじゃん...。

こんな時にはどんな曲が”聴ける“のだろうか。ホテルの大浴場にでも浸かりながら、ゆっくり考える事にしよう。